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解体費用が高くなる、そんなケースは?【1】

2024.04.21(Sun) 解体工事コラム

皆様こんにちは!解体工事専門店トリコワの川越です。

本日は解体費用が高くなるケースをいくつかご紹介します。

解体費用は年々値上がりしています。

いくつか理由はありますが、産業廃棄物処理代の高騰や人件費、燃料費や電気代など様々です。

これらはすべての解体現場に共通する費用ですが、ある特定の現場については費用がど~んと上がることもあるのです。

そんな費用が上がってしまうケースをご紹介します。

 

(1)物件へアプローチする道路が狭い場合

解体工事は一般的には大きなショベルカーなどの重機を使用します。

その重機を運ぶには通常は4トントラックを使用しますが、重機やトラックが入れない細い道路があります。

また、電線や大きな樹木など高さの制限を受ける場合もあります。2トントラックが入れればまだ対応もできますが、道路幅員が狭く人力で作業せざるを得ない場合は料金が割高になります。

場合によっては「人の手」で解体するしかないこともあり、壊すのも壊した廃棄物も手で運ぶためその分かなり人件費がかかります。

私たちは解体の依頼をいただいた際には事前にグーグルマップなどで道路状況を確認したり、場合によっては市町村の土木課などに出向き道路の調査をすることもあります。

さらに道路の幅が確保できても、敷地内に横付けする際に道路の使用許可を取ることが難しい場所もあります。

道路が狭いのその他の通行の妨げになる可能性もあり、警備員を配置して対応することもあります。特に通学路などは作業中の不測の事態の備え警備員配置をすることもありますので学校が近い場合は通学路かどうかも検討事項になります。

道路については幅を大きくする…ということは不可能なため、条件変更は難しいことから費用がアップすると認識しておいたほうがいいと思います。解体業者としっかり打合せしましょう。

 

(2)家の中に家財等の残置物がある場合

私たちがお見積りする解体現場ではよくあることですが、住んでいた当時のまま家財が残っていることがあります。

ご自身で家財を処分され持ち出せない大きな家具だけという方もいらっしゃいますが、家財の処分にはとても時間と労力がかかります。

特に離れて住んでいる場合はなおさらです。家具、家電、押入の布団類、衣類、食器棚の食器、キッチン用品、物置の中…いざ処分しようとするとその量がとても多いことに驚かれる方も多く、疲れ果て、家財処分も一緒にご依頼いただきます。

皆様ご自身が処分する場合は一般ごみで処分できるものも多いと思います。

しかし、業者が処分する場合は産業廃棄物扱いとなるため一般ごみとして処分するよりも金額が高くなります。

また産業廃棄物は細かく分別する必要があり人件費も含まれてきます。家財を一緒に処分してほしい場合は、ご自身でどこまで処分して、どこまでを業者に依頼するか明確にして見積依頼するといいかもしれません。

 

他にも費用が上がってしまうケースがございます。

次回、他ケースもご紹介させていただきますのでぜひご覧ください。