解体すると地中埋設物を発見、地中埋設物って何!?
皆様こんにちは!
解体工事専門店トリコワです。
本日は地中埋設物についてお話します。
この言葉聞かれたことがあるでしょうか?
おそらく解体工事でしか聞かない言葉だと思います。
文字通り「地中に埋まっているもの」ですが、これが発見されると追加料金が必要になるんです。
費用も解体時間もかかり、更地にして土地売却をお考えであれば、ぜひ知っていただきたい情報です。
よろしければ最後までお読みください!
■地中埋設物とは??
地中埋設物は、地中に埋まっているゴミや廃棄物などのことを言います。
コンクリート片や鉄くずなど、地域によっては瓦などが埋まっていることがあります。
解体してみて初めてわかることも多く、解体前にあるかどうか調べることは難しいです。
実際に函館市内でも出てきている解体現場もあります。
なぜ地中埋設物があるのか、それは過去に解体工事を行った業者が、そのまま埋めてしまったという可能性があります。
本来であれば解体業者が責任をもって処分するのですが、いわゆる「不法投棄」という形でそのまま埋めてしまったと思われます。
現在はマニュフェストと言って、産業廃棄物を処理した際に、産業廃棄物業者から提出される証拠であるマニュフェストをしっかり保存することが義務付けられており、このようなことはありません。
また、現在はほとんどが水洗トイレですが、函館でも一部の地域は水洗化されておらず浄化槽を使用しているところもございます。
浄化槽を使用していて水洗化になった際に、浄化槽を取り出さずそのまま埋めたりすることもあり、これも地中埋設物となります。
古い井戸などがそのまま埋められている場合もあります。
■地中埋設物を残してはダメ、撤去が必要な理由
地中埋設物は事前に把握しておくことは難しいですが、発見された際に備えておくことが必要です。
また、発見されたら撤去することが必要です。
そのまま放置することで、不法投棄していると疑いをかけられることもありますが、一番の大きな理由は「売却」です。
解体更地にする理由は様々ですが、土地として売却し新しく家屋を建てる場合が多いです。
次に新しく家を建てる場合、地中埋設物があることでそれが障害となり、基礎工事がうまくいかないことがあります。
そもそも地中埋設物があり、その上に家を建てると地盤が弱くなるなどの理由もあり、自然災害のリスクも高まりますよね。
ですから土地の売却を検討している場合は、地中埋設物があるままでは売却できませんし、万一、そのまま売却したら買主さんとトラブルになります。
本当に最悪な場合、裁判をおこされる…ということにもなりかねます。
現時点では売却の予定がなくても、今後売却などを行う際に問題にならないよう、地中埋設物は撤去しておくものと認識しておいた方がよいでしょう。
次回のブログでは地中埋設物の撤去について注意点をご案内します。