現場ブログBlog

解体すると地中埋設物を発見、地中埋設物って何!?【2】

2024.07.01(Mon) 解体工事コラム

皆様こんにちは!

解体工事専門店トリコワです。

本日は地中埋設物について第二弾をお届けします。

 

前回お話しましたように、解体してみて気づく地中埋設物は、基本的には撤去する必要があります。

今回は撤去についての注意点をご紹介します。

■地中埋設物が発見されたら

解体工事中に地中埋設物が発見された場合は、解体業者から速やかに報告を受ける必要があります。

当社では事前にお客様に地中埋設物が発見された場合は、ご連絡して、今後どのような手順でいくらくらい追加費用がかかるのか、どのくらい工事期間が延びるのか、などご説明してご納得いただいた上で撤去作業を行います。

 

■お互いの情報共有がカギ

私たち解体業者は、地中埋設物が多い地域など把握していることがあります。

さらに長年にわたって住み続けているご依頼主様が、情報を持っていることもございます。

例えば、以前井戸があってそれを埋めたなど、そのような情報があれば解体業者に伝えていただくことが大切です。

事前に情報を共有しておくことで、追加費用の目安や、発見された場合の対処方法を事前に確認しておくこともできます。

工事が始まってからのトラブルを避けやすくなります。

 

■請負契約書や見積書に地中埋設物についての記載があるか確認しましょう

解体業者によっては安く見積を提示して、後から「地中埋設物が発見されたので追加費用を払ってください」と請求してくる例が実際ございます。

中には悪徳業者もいて、自分たちで廃棄物などを仕込んで「地中埋設物がありました」と報告してくることもあるようです。

そういった業者に限って、事前に地中埋設物についてのご説明がなかったり、見積書や請負契約書に注意点がかかれていないことがあります。

書面にかかれていないと「言った」「言わない」のトラブルになったり、予期せぬ追加料金を支払うなど、工事がスタートしてからもう戻れない状況で、このような事態に発展することもあります。

当社では、事前に地中埋設物が何なのかご説明の上、見積書に「地中埋設物が発見された場合はご依頼主様に相談の上対応させていただきます。」

「追加料金がかかる場合がございます。」と記載し、事前に合意の上でご契約しております。

 

■実際に地中埋設物が発見されたら

実際に発見された場合は、現場の写真を撮影し記録を取ったうえで、ご依頼主様に相談させていただき、追加費用がある場合はいくらなのか明示させていただきます。

その上でその追加金額での請負契約をさせたいただき、「本当にこれだけ(写真に写っている)地中埋設物を撤去しました」という証拠が残るよう対応しております。

特に、今後売却を検討されている方にとっては重要なことになりますので、地中埋設物が発見された時の対処はとても大切です。

 

解体工事には単純に家屋解体だけの予算だけではなく、地中埋設物が発見された時のご予算も想定して、解体業者に相談されることをお勧めします。

また、そういったものに対して、しっかりと説明してくれる信頼できる業者を選ぶことが大切です。