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解体前にやっておきたい残置物処分

2024.08.02(Fri) 解体工事コラム

皆様こんにちは!

解体工事専門店トリコワです。

本日は解体する際によくご質問を受けます、残置物処分についてご案内します。

残置物、つまり家財などを家の中にそのまま残して解体を依頼するのかどうかということです。

当社では残置物がある状態での解体工事もかなり多いです。

しかし、ご自身が処分する場合は一般ごみとして廃棄できますが、業者が廃棄する場合は産業廃棄物となり、処分費が高くなります

できる限りご自身で処分されるのが、予算を抑えることに繋がります。

 

 

解体費用に残置物処分費は含まれません

解体費用に含まれるのはあくまでも建物となります。

その建物とは、家を建てた時に引き渡された状態であれば問題ありません。

つまり、キッチンやトイレ、ボイラーなどの水廻りや建具、備え付けの家具などはその建物に含まれます。

引っ越しして持ち込んだ家具や家電などは残置物となります。

また、物置や物置の中も残置物ということになります。

エアコンもガス抜きなど、処分費が別途必要となります。

 

残置物を自分で処分する

ご自身で残置物を処分するには大変な時間がかかり、人手も必要となります。

まずは仕分けです。

家の中には様々なものがあります。

どこから手を付ければいいのか、と悩むことも多いと思います。

まずは処分するもの、必要で取っておきたいものに分けることからスタートしましょう。

ただし、必要でもいつ使うかわからないものや、保管するスペースが確保できないものは思い切って処分しましょう。

必要なものを確保できたら、いらないものを分別します。

買取やリサイクルに出せるものは出したり、フリマサイトを利用して処分する方法もありますが、ほとんどがゴミとして処分するものになると思います。

一般ごみとして処分できるものは、各自治体の決められたごみ捨てルールに従って処分しますが、お住まいの地域によっては持込で処分してくれるところもあると思います。

新聞紙や雑誌、段ボールなどの紙ごみは資源回収業者が引き取ってくれることもありますので、問合せしてみるのもいいと思います。

ソファや本棚、自転車、ベッド、ベッドマットなどの大きなゴミは、粗大ごみとしての処分になります。

こちらも各自治体で処分方法が決められていると思いますが、そもそも粗大と書くように大きいので、場合によってはご自身で運び出すのが難しいこともあると思います。

こういった大きいものだけ、残置処分として解体業者に依頼するという方も多いです。

もし、解体業者に残置処分も一緒に依頼するのであれば、現場調査時にあらかじめ、どの家財を一緒に処分してもらいたいか指定しておくといいでしょう。

家電製品は、冷蔵庫など家電リサイクル法や、小型家電リサイクル法に基づいて処分する必要があるものもございますので、注意しましょう。

・経済産業省の家電リサイクル法についての紹介ページです。

https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/kaden_recycle/index.html

 

処分方法に困ったら上記のようなホームページや各自治体の窓口に確認しましょう。

 

なお、残置物処分と遺品整理はまったく別です

残置物処分はゴミを処分することで、遺品整理は必要なものを事前に打合せたうえで仕分けし処分するため、遺品整理のほうが手間もかかるため料金が高くなります。

一般的な解体業者では残置物処分は行いますが、遺品整理は行いませんのでご注意ください。

 

残置物処分はとても労力がかかります

ご自身で処分することが一番料金を抑える方法ですが、正直とても大変です。

家一軒分の荷物って相当あります。

お金をかけても業者に頼む、ということも選択肢にひとつです。

残置物処分は

  • ご自身で処分する → 時間も労力もものすごくかかるが、予算は抑えられる
  • リサイクル業者に引き取り → 状態によっては引き取ってくれない
  • フリマサイトに出品 → 売れる物・売れない物の判断が大変、売れたら発送が手間
  • 友人知人に無料で譲る → 声かけしてみるのも手段です
  • 解体業者に依頼 → 仕分けの必要もないし楽だが、予算がかかる

 

建物解体を検討されている場合は、事前にどこまでご自身で処分されるのか、残置物処分があるのか確認の上、解体業者に相談してみてください!